TOP > 会社情報 > サステナビリティについて

サステナビリティについて

Sustainability

当社は、持続的な成長を念頭に置いた経営を行っておりますが、昨今、この点についてESG・SDGsの枠組み・観点から議論されることが多くなっていることを踏まえ、本ページでは、これらの観点から当社の活動方針をご説明いたします。

1.当社の活動方針及び事業活動に基づくESG・SDGsの位置付け

01 ESGについて

ESGは、投資家の皆様が企業の持続性・成長性を評価する上で重視している観点と認識しております。一方で、そもそも企業活動は社会に貢献すべきものであり、従って持続し、成長していくべきものと考えております。従いまして、当社としてはESGの観点を企業活動の前提であると考えております。

02 SDGsについて

SDGsは、国連サミット加盟国で共有された目標であることから、目標達成の主体は国家であり、また、企業はSDGs達成を目的とした組織ではないため、直接的にSDGsを共有するものではないと認識しております。しかし、日本国もこの目標を共有していることから、日本国としてこの目標達成に努めるべきであり、日本国を構成する一企業としてその達成に貢献するべきであると考えております。従いまして、当社としてはSDGsを企業活動の延長線上において達成に貢献すべき目標であると考えております。

2.事業活動

デジタルデータサービス事業

当事業では、建設現場事務所を中心に広域で活用されるITインフラサービス・ネットワークシステムを通じて、
「データのデジタル化・デジタル化された情報の活用」により環境負荷の低減と建設現場の生産性向上に貢献してまいります。

利便性

シーティーエスのITインフラサービスでは、クラウドストレージと通信回線から、その先に接続される各種入出力機器を複合的に提供しており、ワンストップで建設現場事務所のITインフラ環境が整います。また、当社の全国ネットワークを活かし、全国の建設現場で求められるインフラ環境のみならず、本社や協力業者といった関係者を含めたネットワークインフラとして提供することで建設現場事務所を超えて仕事を進める上での利便性を提供しております。

社会的貢献

日本の国土・インフラ保全を担っているのがゼネコンに代表される建設業ですが、平時における地方インフラの維持や、降雪・災害時の緊急対応など、地方の安全とインフラを支えている会社の多くは地域に根差した地元の中堅中小建設業者であり、当社のユーザーの大半がそうした事業者です。シーティーエスでは、ITインフラサービスのレンタルを始めとした商品・サービス提供により、建設業者のICT化・生産性向上を支援することで、建設業界の活性化を通じた地域の安全・安心の確保に貢献してまいります。

環境負荷

当社が商品・サービスを提供する建設現場は、ICT化が遅れているフィールドとしてよくあげられます。これは、公共工事等においては納品書式・媒体の規定があったり、工事とともに発生・消滅を繰り返し場所も一所にとどまらない性質などから、一般的なオフィス環境と異なる背景がありました。こうした環境では、紙による情報伝達・保管や現場完了に伴い消耗物や仮設物の廃棄等、資源消費による従来ながらの環境負荷が発生しています。しかし、昨今の目覚ましい情報技術革新や国によるi-Constructionの推進などにより、今は急速にICT化が進んでおります。シーティーエスでも、こうした流れを後押ししており、建設現場事務所におけるITインフラをはじめ、ネットワークを含めた情報共有システムを本社や協力会社まで及ぶネットワークインフラとしてレンタルで提供しています。具体的には、クラウドやネットワークを通じた情報共有・管理や、ネットワークカメラによる遠隔地の映像共有などの環境を提供することで、情報共有の際に生じる物理的な移動や消耗品の消費に伴う資源消費等を低減し、広く建設現場の生産性の向上と環境負荷の低減に貢献してまいります。

測量計測システム事業

当事業では、建設現場で利用する、測量計測システムのレンタル等、「ハードとアプリが一体となった複合的なシステムとしての商品・サービスの提案」により
環境負荷の低減と建設現場における生産性の向上に貢献してまいります。

利便性

測量機器は非常に高度な精密機械であるため、決して安価なものではありません。購入のハードルは相応に高く、特に中小企業においては大きな設備投資になります。一方で、その利用シーンは土木工事をはじめとした過酷な環境で使用されることも多く、機能を維持する上では適切なメンテナンスが欠かせません。この点も管理コストとして継続的な負担となります。シーティーエスでは、常に最新の機器を、都度適切なメンテナンス・精度確認を行った上でレンタルにてご提供しています。これにより、お客様は大きな設備投資をしなくても最新の機器を利用できるため、財務上の負担を軽減することができます。また、必要な時だけレンタルして頂くことで利用効率がよく、常に品質も保証されているため、保有による維持管理も省けるため、生産性向上が図れます。

社会的貢献

背景はデジタルデータサービス事業と同様ですが、特に測量計測システム事業を取り巻く環境においては、今後において熟練技術者の減少と労働時間の減少により、技術水準の維持とキャパシティの確保がより困難になっていくことが予想されます。シーティーエスでは、測量機器のレンタルを始めとした商品・サービス提供により、建設業者のICT化・生産性向上を支援してまいります。加えて、特に測量業務の省力化を実現するワンマン測量を、お客様に最適な形でご提案し、建設業界の活性化を通じた地域の安全・安心の確保に貢献してまいります。

環境負荷

測量機器は工業製品ですので、大なり小なり環境へ負荷をかけて世に送り出されます。一方で、測量機器は社会インフラを構築・維持する上で欠かすことができないツールですので、いかに効率よく活用するかが環境負荷を低減する上でテーマとなります。シーティーエスでは、その解決策の一つとしてレンタルによる利用を推進しています。測量機器の形をとった環境資源を可能な限りレンタルによって社会の中でシェアし、効率よく活用することで社会における生産性の向上と相対的な環境負荷の低減に貢献してまいります。

3.事業活動を支えるガバナンス

当社の経営理念は下記の通りです。

全国の建設現場の課題を、デジタルデータサービスと測量計測システムを中心に、身近なサポートで解決する

また、経営基本方針において、ステークホルダー4者に対する経営姿勢を下記の通り掲げております。

お客様

・常に最適な提案を、「より確かに、より早く、より安く」提供することを追求する。

社員

・仕事においては創造力とチャレンジ精神を第一に、「自ら学び、自ら実践し、自ら成果を実感できる」環境を実現する。

・処遇においては公平性を第一に、「能力=成果、評価=報酬」を基本に実践する。

株主様

・企業価値の創造を常に念頭に置き、「業績に連動した配当」 を実施する。

社会

・「企業は公器である」を基本に、企業活動と納税と雇用創出をもって貢献する。

当社は、「企業は公器である」を実践する上で持続的な成長、中長期的な企業価値向上、業績向上に邁進することはもとより、全てのステークホルダーを重視した、健全で公正な経営を行ってまいります。そのために、有効な内部統制と透明性の高い情報開示を念頭に置き、経営監 督機能の充実・強化、内部統制システムの体制強化に努め、コーポレートガバナンスの充実に取り組んでまいります。

具体的には、コーポレートガバナンス・コードに基づき実践・開示しておりますので、詳細は「コーポレート・ガバナンスに関する報告書(リンク)」をご覧ください。